マティス「金魚」模写・構図を意識する

マティスの「金魚」模写が完成しました。
今回は水彩ペンを使いました。
構図を意識することをテーマに。
調べてみて構図は絵の中の心臓部分というほど重要だとの記載があり、気がついてよかった。。
自分ごととして重要さは落とし込めたとは思うので、後は意識して観察と実践です。

さてマティスの金魚ですがまず、周りに花や葉などがあり賑やかです。でも水槽に視点がいくような仕掛けがあるなと思いました。
思ったのが水槽とテーブルの位置関係です。
テーブルが斜め左上方向に向いていて、微妙にアンバランスになっているので水槽に目が行きやすいと感じました。
これがもし、テーブルが収まりのいい形だったら?
次は黒い部分は影なのか、土なのか?
葉や柵?の周りに少し白が残っており、それが画面に動きを出している。
きれいに全てを塗っていたら、この爽やかな抜け感はないだろうな。
テーブルの上に乗っている花たちも対角になっています。
これももし1つだけだったら?
何気なく描いていそうでも、一つ一つにマティスの意図があるのだろう。
構図や物の配置で印象がガラッと変わる。
それは鑑賞する人の感じ方も変わるということ。
まるで人とのコミュニケーションのようだ。

今回は水彩ペン。

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