2月もしゃ会 マグリットから具象画と抽象画の考察

昨日はマグリットのもしゃ会を開催しました。
北海道からご参加していただいているSさんに少し雪景色を見せてもらいました。
雪はまだ序の口とのことでしたが、東京なら大騒ぎになるレベルでした。笑

ご参加ありがとうございます。

今回マグリットを模写するにあたり調べる中で気づいたことがありました。
それはマグリットの写実的な絵の描き方とその哲学的なメッセージ性についてです。
シュルレアリズムの奇妙で、見る人に何か問いを起こさせるような絵は写実(絵の上手さ)がらあるからこそ引き立つのだなと。
※シュルレアリズムに限らずですが今回マグリットでそこに気づいたので。

ありえない組み合わせ、幻想的な景色、現実味のない空間から問われる問い。
それらは写実的だからこそ成り立つのだなと感じました。
何が描いているのかわからないとギャップが生まれない。
そして、詩的であり左脳が刺激される。
まるで言葉を読むような感覚もあったりする。 
具象画(対象物を具体的に描いたもの)の可能性を感じました。 
対象物がはっきりしているので、見た人もその絵の物語を汲み取りやすい。
(人によって汲み取る物語は変わりますが)

それに比べて抽象画はダイレクトに右脳にはいってくる。
そこには言葉を介さない何かがある。
具体的な対象物がない為、見た人の感性に委ねられる。
音楽を聞いているようなイメージ。
体で感じる。

具象画と抽象画の違いはそういうところにもあるんだなと。
これは発見ですね。

そういったことが分かると具体的なものではなく感覚を描いている、抽象画の何が描いてあるのかわからない感じもなんか納得できると思いませんか?笑


鉛筆のみの時点では枠の部分の形は少し端折っていましたが上の部分だけでも、もう少ししっかり描くことにしました。
見比べていただくと違いがよくわかります。
木はだいぶ私のオリジナルが入っていますね。笑

0コメント

  • 1000 / 1000