11月もしゃ会「アンリ・ルソー」
昨日はもしゃ会を開催しました。
いつものメンバーで話しながら描いていました。
真剣に描くのもいいですがリラックスしながら描くのもいいですね。
今回の画家はアンリ・ルソーです。
元祖ヘタウマの画家。
素朴派の日曜画家。
日曜画家とは本業の仕事をしながら休みの日に絵を描いている画家のことを言います。
素朴派とは絵の専門的な教育を受けていない画家。
ルソーも税関の仕事をしながら休みの日は絵を描く生活をしていました。その後絵で生計を立てることになります。
また独学で学んでおりデッサンなど専門的なことを習得していなかったようで遠近感やバランスが崩れていたりします。
それ故に特に人物は独特な味があります。
当時評論家の間では酷評されていたようですが後にピカソやゴーキャンなど個性的な画家が絶賛することになるというのが面白いところ。
絵画の常識に嵌っていなかったからこそ、その個性が輝いていたのでしょう。
シュルレアリズムの先駆けとも言われており、後世の画家達に影響を与えています。
ただそれは、見る人によって変わってくるもの。
評論家からは酷評。
ピカソ達からは絶賛。
そのコントラストがルソーの独特な世界観を表しているとも言えます。
絵を実際に描く画家が評価しているというのが本質的な「何か」を感じさせるからなのかな。
上手い下手の先にあるもの。
いつも直感で画家を選んでいるのですが、今私に必要な画家だったなと終わってから気がつきました。
長くなったので、もしゃ会の様子はまた明日!
「フットボールをする人々」
「眠るジプシー女」
「異国風景」
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