ダイアログ・イン・ザ・ダーク2022

ダイアログ・イン・ザ・ダークへ行ってきました。
場所は国立競技場駅から徒歩1分。
出口を出ると目の前に国立競技場があります。
会場はホテルの2階にあり、そのホテルもとてもきれいでした。
泊まりたいな〜と思いつつ、2階へ向かう階段を上がります。

参加するのは2回目で、はじめて行ったのは8年ほど前です。その時は友人に連れて行ってもらいましたが、最近周りでいく人が何人かいてまた行ってみたい気持ちがウズウズとしてきました。

あれから8年、いまは何を感じるのか。
そんな時の流れも楽しみにしていざ暗闇へ。

当日は私も含め参加者は2名、そしてアテンドしてくださるスタッフさん1人と途中から暗闇の中で1人増えました。
その方は去る時も暗闇の中で別れたので本当に声と気配しかわかりません。

そんな、出会いと別れも不思議な経験でした。

さて、どのようなイベントなのかというと真っ暗闇な中を目の見えない方にアテンドしてもらいいろんな事を体験していきます。 
日常出会う暗闇とは訳が違います。
本当に真っ暗闇。

色のない世界。

そこでは自分の感覚が全て。
なにせ、見えませんから余計な雑念も湧きません。
音と体に触れる物と人の気配と声が頼り。
視覚を使わない事で実際に触れてみてやっと解ります。

視覚情報は一瞬でパッといろんな思考が広がっていきますが、触覚、聴覚、嗅覚はじっくりと味わう感覚。感覚と共にある。
思考が暴走しないなと私は感じました。
視覚と思考は密接な関係なのでしょうか?笑

時の流れをほとんど感じませんでした。

当たり前のように日々いろんなものを見ていますが、視覚が使えないことで普段はあまり目立たない感覚たちが一気に主役に躍り出た感じ。
いつもそこにあるのに。

何を体験したのかは敢えて書きませんが、スタッフの方が「感覚に正解も不正解もありませんから」と何度か仰っていたのが印象的でした。

大の字になって話している時に(大人になってからなかなかしない。笑)
姿が見えないので空間に向かって話しているようで面白い。
目の見える人と見えない人は使っている感覚が違うだけなんですよという話になったり、物を無くした時はどうするんですか?ということを聞いたり、同じ空間にいても経験していることの違いを感じました。
それのどちらが良い悪いではなく。

あっという間の90分でしたね。

水の感触、鳥の鳴き声、雨の匂い。
普段の生活の中で視覚だけでは見えなかったものが、他の感覚を意識することで見えてくる。
(感じる)
うまく言えない部分もありますが、今を生きるってこういう感じなんだなと思いました。 

絵を描いてる時と英語を話す時も、今にいるという感覚が強くなる気がします。
それが楽しいんですよね。


ししゃもしゃもじ

絵×英語×コミュニケーション+模写たまに哲学

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