マチスのみかた:色彩と形の探求者からの啓示 - 芸術の奥深さを音読で体験する

図書館で見つけた本。
猪熊弦一郎は日本の洋画家でありマチスに絵の教えを受けた画家である。
マチスの近くにいた人物。
香川県丸亀市には猪熊弦一郎現代美術館が建てられている。

本書では、フランスの画家アンリ・マチスの作品や人生を通じて、彼の創作活動や美術理論について探求します。マチスの作品を通して、色彩や形、構図などの要素に焦点を当て、彼がどのようにそれらを組み合わせて美しい作品を生み出していったのかを解説しています。また、マチスの人生や背景にも触れながら、彼がどのような環境や経験から創作のインスピレーションを得てきたのかを考察しています。

マチスの絵も思っていた以上に収録されており見応えあります。マチスのデッサンに対する考え方、
マチスの絵に対する向き合い方にとても刺激を受けました。
前回紹介したクレーの本もそうですが、読む際に音読しながら読んでいます。
口、耳、目と五感をフルに活用することで言葉の入り方が違うなと感じています。黙読で目で追うだけだと、言葉がサラッと流れていってしまうけれど、声に出すとそれを味わいながら読み進めることができ、言葉が流れていかない。
外では読めませんけれど、1人でじっくりと読むにはちょうどいい。
音読の良さは、まるで私もその人物になったような感覚になること。
マチスの言葉を私が話、彼の色彩理論を発話する。
単純でシンプルな線も、その手前にはどれだけの線を引いてきたのだろう。そして、尽きることのない探究心。
1940年
アンリ・マティス「ルーマニアのブラウス」

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