純粋な線上の回想:カンディンスキーへのオマージュ"
私がアートを再び手に取った瞬間から7年が経ち、その第一作目を額縁に納めてみると、感慨深いものがあります。
単なるクレヨンという画材が、今となっては私の創作の原点に戻る旅路のシンボルとなっています。
最初にこの作品を描いたとき、単純な形の丸、三角、四角だけで本当に絵になるのかと、自問自答しながら描いたことを今も鮮明に覚えています。
しかし、このシンプルな形態が織りなすのは、抽象画の巨匠ワシリー・カンディンスキーからの静かなる暗示でした。彼の影響を受け、色と形の純粋な力を信じて線を引きました。そして今、クレヨンという素朴な道具を手にして、再びその純粋な探求へと回帰しているのです。美しい偶然とも言えるこの旅は、アートという不思議な形で続いていくのですね。
カンディンスキー の絵によく登場する丸、三角、四角の図形。
彼はこの基本的な図形を好んで描いていました。
元々は風景画なども描いていました。
「なぜ抽象画を描くようになったのか」との質問に「絵に見える以上のものを表現するため」とカンディンスキー は答えていたようです。
カンディンスキー 「黄・赤・青」
カンディンスキー 風景画「ラッパロのボート」
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