蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる

国立新美術館で開催している現代美術家、蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう、1957年生)の大規模な個展「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」を見てきました。

火薬を用いて作品を制作している現代美術家です。
火薬ドローイングやインスタレーション。
東洋古来の哲学や思想、風水や占星術にもつながる宇宙など、テーマは宇宙的に大きい。

作家の世界観をとても感じました。
中途半端ではいけない。
やるならとことん。

火薬でのドローイングは抽象画のようで水墨画のようにも見えました。
宇宙、ビックバン。
火薬とビックバンは何か関係があるのだろうか。

おそらく計算して火薬を置いて爆発させているのだろうけれど、絵として成り立っているのがすごい。
大きな広場のような会場には壁面に大きな絵が並び、内側には屏風になっている絵が飾られている。
どれも不思議な魅力がある。
作品もそうだが、不思議だったのは会場の居心地の良さ。
順路は決められておらず作品は好きな順番に見ていける。


文字の配置がいい。
奥には壁一面の絵。
そしてその手前の展示が圧巻です。
展示されている作品の中に入ってみれるようになっており、時間によって明かりが変わります。
一体何周したんだろうか。笑
一緒に行った友人とも別々に見たり、一緒に見たり、また別々に見たりと自由に見ていました。
お土産売り場には火薬と書いた飴が売っていました。Tシャツもシンプルでカッコよかったけど何も買わずに。

はじめて知った作家でしたがとても見応えがありました。

ししゃもしゃもじ

絵×英語×コミュニケーション+模写たまに哲学

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